「大好きな川崎を若者の力で盛り上げよう」と、川崎市内在住の高校3年生7人がボランティア団体「若者団体 カワリープアクト」をこの夏、立ち上げた。社会貢献活動やイベントの企画・運営を通じて様々な世代と交流を図り、地域活性を目指す。手始めとして、清掃活動に取り組み始めた。
川崎北高生も
発起メンバーは、代表の大塚瑠奈さん=高津区▽川崎北高の斉藤拓心(たくみ)さん=幸区▽園田晴菜さん=麻生区▽青山迪(みち)さん=中原区▽小谷真央さん=中原区▽田中悠太さん=中原区▽栗本大馳(だいち)さん=中原区。7人はそれぞれ、「かわさき若者会議」や「川崎ワカモノ未来PROJECT」などの地域活動で知り合い、仲間の輪を広げた。「高校生だからできることもあるのでは」と意気投合し、団体を立ち上げた。名称のカワリープアクトには「川(カワ)崎、よりよく変わり(カワリ)、飛び越える(リープ)、行動する(アクト)」の意味を込める。「川崎をみる、つくる、わかせる、若者の力」をスローガンに掲げ「ファーストペンギン」(先陣を切る挑戦者)の精神で活動。同世代が地域に関心を持つきっかけになれば、川崎市のイメージを良くしたい―。そんな思いを込める。
来春以降本格化
清掃活動のほか、年内にはワークショップを開催する予定。メンバー全員が受験を控えていることから今年は「助走段階」と位置づけ、活動を本格化させるのは来春以降となる。「聴覚障害者が生活しやすい社会づくり」「軽音楽やサッカー観戦を通じた交流」など、メンバーそれぞれの関心分野も反映させていきたいとしている。また、同じ志を持つ仲間も増やしていく予定という。
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