鷺沼小学校の3年生180人が9月30日、放置された竹を活用して灯籠づくりを行った。竹林・里山保全の活動を行っている「かわさきあかり」のメンバーに教わりながら、動物などのデザインに合わせ、電動ドリルを使って穴あけに挑戦した。
総合的な学習で竹をテーマに学んでいる3年生。生田緑地の初山地区一帯にあるとんもり谷戸の竹林や里山の大切さを灯籠を通じて広めている「かわさきあかり」の誘いを受け、灯籠づくりを体験した。
竹灯籠は竹を使って灯りをつける照明器具のことで、日本の古き良き伝統として、最近ではイルミネーションイベントなどでも使われている。
この日は、団体メンバーの中村ふみよさんらの指導を受けながら、模様が描かれた紙を貼った竹に電動ドリルで穴をあけていった。児童は、グループに分かれ順番に作業。最初は「ドリルが重い」「竹が硬い」などと戸惑った様子だったが、工具の使い方に慣れると、楽しそうに笑顔も見られた。
灯篭づくりを行った南部竹一さんは「ドリルの使い方が難しかったけれど、うまく穴があけられたと思う。まちを明るくして自然にやさしい取り組み。体験ができ楽しかった」と話していた。
児童は、灯籠を学校に飾り、色の経年変化などを学んでいくという。また、10月19日から始まる全国都市緑化かわさきフェアにちなみ、生田緑地に飾られる竹灯籠のデザインも行った。
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