野川神明社(野川本町)で10月13日、例大祭が行われた。
秋晴れの下、神輿の宮出には、10団体を超える神輿会が集い、威勢の良い掛け声とともに出発。この日は、子ども神輿も合わせて約300人が参加するなど、コロナ禍から再開した昨年以上のにぎわいだった。
天照皇大神と韋駄天尊神を主祭神としている同社。境内に向かう道には屋台が並び、神楽殿では素人奉納演芸大会が開かれた。チアダンスやヒップホップダンスを元気いっぱいに踊る子どもたちの姿に、観客は笑顔を見せていた。
同社関係者は「神社という場所は神事に留まらず地域の交流の場でもあることを改めて強く感じる一日」と話していた。
影向寺でも縁日
昨年から、国史跡橘樹官衙遺跡群の保護醸成を目的に、一帯の寺社で祭りの開催日を統一して行われている。
近隣の威徳山影向寺では縁日が開催され、ステージで歌手のすぎもとまさとさん、川野夏美さんが歌声を披露した。
同寺は奈良時代の740年に、聖武天皇の命を受けた僧・行基によって開創されたと伝わる。この日は国指定重要文化財になっている薬師如来像が開帳された。
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