宮山スポーツプラザ体育館(西野川)を拠点に活動しているチアダンスチーム「SS Cheerdance World」 (下川さやか代表)のユースチームが10月6日、東京都立川市で行われた全日本チアダンス選手権の関東予選大会(ポン部門)を突破し、全国大会への出場を決めた。
26チームがエントリーした同部門のミディアムクラス(10〜15人)。同チームは、約2分の演技時間で日ごろの練習の成果を発揮。回転しながら鞭を打つように足を曲げ伸ばしする「フェッテターン」を全員で成功させるなど、チームワークのある演技を披露した。審査員から「まとまりがあった」「エネルギーが感じられた」などの評価を得て、念願だった全国大会にあたる決勝大会への切符を手に入れた。
小学生で編成されるユースチームは6年生が主体。下川代表は「私たちのチームは5年生が9人を占めるので、当初は全国大会は難しいと思っていた」と打ち明ける。しかし家族の協力のもと、苦しい練習を乗り越えたメンバーたちは、夏から急速に成長。「技術だけでなく、心の成長が大きい。声出しなど練習に取り組む姿勢が変わってきた」と目を細める。
同チアダンスチームは2014年、西野川の体育館がオープンしたのを機に設立された。モットーは「楽しむことから人間形成を」。現在は年中から高1までの約50人が所属し、同体育館や梶ヶ谷小などで週3回ほどの練習に励んでいる。学年の垣根を越えたチームワークが特徴だ。
リーダーの沢志穂さん(富士見台小6年)は「決勝大会に進むことができたのは、諦めずに日々の練習に励んできたからだと思う。夢に見てきた東京体育館で踊れることに感謝し、自分たちの力を信じて全力で踊りきる」と喜びを語った。決勝大会は11月23日、東京体育館で開催される。
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