国内最大級の花と緑の祭典「全国都市緑化かわさきフェア」の中心的行事「全国都市緑化祭」の記念式典が11月1日、カルッツかわさき(川崎区富士見)で開催された。式典には秋篠宮家の次女佳子さまが出席され、緑化推進への思いを述べられた。
川崎市でボランティアによる活動や子どものための自然体験教室、事業所の緑化などが行われてきた点について触れた佳子さまは「都市でみどりを育むことの意義を改めて感じました」とあいさつされ、「このフェアをきっかけに、長年にわたって築かれてきた都市の貴重なみどりを大切にする活動が次の世代に引き継がれ、みどりあふれる街で、人と人とがつながっていく姿を思い描いております」と述べられた。
式典には約600人が出席。福田紀彦市長が「川崎の地から緑豊かな潤いのあるまちづくりを誓う」と開会宣言し、堂故茂国交副大臣や黒岩祐治神奈川県知事があいさつに立った。緑化宣言には宮前小学校(川崎区)に通う児童7人が登壇。「緑化活動に携わってきた川崎市の先人たちの思いを大切にし、かけがえのない花や緑を守り、育て、次の100年につなげていく」と誓いを込めた。
富士見公園では記念植樹が行われ、桜の品種の一つ「舞姫」の苗木を用意。佳子さまはスコップを手に富士見中学校(川崎区)2年生の生徒2人と一緒に土と水をかけられた。生徒は「佳子さまから水は何回かけますかなどと声をかけてもらい、緊張がほぐれた」と振り返った。
佳子さまは緑化宣言を行った児童たちにもねぎらいのお言葉も。児童は「私たちのことを心配してくれる心の優しい方」と話した。
式典を終えた佳子さまは、生田緑地ばら苑、日本民家園、川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムなどを訪問された。
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