宮崎台小学校創立50周年記念事業実行委員会の実行委員長を務める 宮下 大志さん 宮崎在住 47歳
喜びは「誰かのため」
○…子どもが生まれて、幼稚園の父母会や小学校のPTAなどに積極的に参加するようになった。子どものためが一番だが、育ててもらっている場に還元したいという気持ちも強かった。「やると感謝をされて、誰かのためになっている実感がある。それが喜びにつながった」。宮崎台小学校創立50周年記念事業実行委員会の委員長にと声がかかったときも「任せとけ」と二つ返事で引き受けた。
○…実行委員長を務めていて感じたことがある。学校のリーダーである校長が協力的で教職員も労を惜しまず取り組んでくれる。子どもたちも50周年を盛り上げようと自主的に考え行動する。地域の人々も悩みや相談に気軽に乗り助けてくれる。「みんなから、学校や子どもたちへの愛を感じた。お金には代えられない経験を得られている」と微笑む。
○…東京都立川市で生まれ、相模原市の藤野で育った。3人きょうだいの真ん中で、中高は弓道に熱中した。人の役に立ちたいと薬科大学に進学。研究職に就こうと大学院で学ぶが、友人をがんで亡くし、「研究をしても大切な人の命は救えない」と自分の無力さを感じ、製薬会社に就職した。妻の実家の近くにと宮前区に居を移したのが10年ほど前。2人姉妹の父で、PTAの会長は4年間務めた。50周年の節目、小学6年生の次女と共に祝えることに幸せを感じている。
○…「趣味はボランティア」と、町内会でも広報誌を発行したり、公式LINEを立ち上げたりと積極的。民生委員も務めている。記念式典は終わったが、来年からの改装工事に合わせ、使われていない北門の整備や飼育小屋の改装など50周年記念事業はまだ続く。「最後までやりきりたい」と抱負を語った。
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11月22日
11月15日