神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2015年1月30日 エリアトップへ

川崎市 中学校給食を延期 最大10カ月の遅れ

公開:2015年1月30日

  • X
  • LINE
  • hatena

 川崎市は20日、2017年2月に実施する計画だった中学校給食の完全実施について、スケジュールを見直し、延期すると発表した。給食施設の建設の遅れが見込まれるため、提供開始が最大で10カ月遅れるという。

 市は昨年11月、麻生区と中原区、幸区に大規模な給食センターを整備して各学校に配送する方式を導入する実施方針を発表した。施設の建設と維持管理、運営を民間企業に委託する「PFI方式」を導入し、2017年2月から実施する計画だった。

 ただ、東日本大震災や20年の東京オリンピックによる建設需要の急増で、建設業界では資材や人材が逼迫している状況が続いている。事業者に対する説明会を行ったところ、参加企業55社のうち、7社からスケジュールの見直しに関する意見書が提出された。「ほかのPFI方式の事業に比べてスケジュールがタイト」「大規模給食センターを3つ同時に整備することは難しい」「ほかの川崎市のスポーツ施設などに比べて入札までの余裕がない」といった否定的な意見が相次いだ。

 今回の見直しで、川崎区と幸区、高津区の一部、宮前区の一部を対象とする「南部学校給食センター」の運用開始は17年9月に延期。中原区と高津区の一部、宮前区の一部、多摩区の一部を対象とする「中部学校給食センター」、麻生区と多摩区の一部を対象とする「北部学校給食センター」は17年12月に延期することを決めた。市は、段階的に整備することで、人材と建設資材を計画的に確保できるとしている。

 市担当者は「早い段階で見直しを発表することで、事業者が入札できるようにしていきたい。突発的な事態がない限り、延期した計画通りに実施できると考えている」と話している。

 市内では中学校が全52校あり、給食の実施が延期となるのは給食センターを活用する48校。自校で調理する犬蔵中学校(宮前区)と中野島中学校(多摩区)、小学校と合築のはるひ野中学校(麻生区)と東橘中学校(高津区)は当初の予定通り2016年度中に実施するとしている。

高津区版のトップニュース最新6

クリエイターと企画展

大山街道ふるさと館

クリエイターと企画展

各地の風景50点超ずらり

4月25日

跡地に「ニトリ」出店か

ラウンドワン高津店

跡地に「ニトリ」出店か

新たなLM(ランドマーク)に高まる期待

4月18日

SDGs学ぶ「子どもフェス」

溝口神社

SDGs学ぶ「子どもフェス」

地元商人(あきんど)が企画、29日開催

4月18日

「都市と緑」、共存目指して

武蔵溝ノ口駅周辺エリア

「都市と緑」、共存目指して

地元造園家らがイベント

4月11日

デイタイム救急隊が発足

高津消防署

デイタイム救急隊が発足

出場要請の増加受け

4月11日

住宅地、商業地ともに「堅調」

高津区公示地価

住宅地、商業地ともに「堅調」

昨年上回る上昇率マーク

4月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook