市政報告 平瀬川護岸工事―10年以上かかる工事、住民説明会を 日本共産党 川崎市議会議員 むねた裕之
6月議会で上作延の平瀬川護岸工事の問題を取り上げました。工事が始まる前から護岸が膨れ、側道の沈下が発生したため、川の真ん中にクレーンを設置する台を作り、川の両岸に鋼管を打ち込む大変な工事となりました。工事区間は、宮前区の殿下橋から上作延小手前の新井台橋まで1・1Kmにも及び、現在は、まだ上作延第2市営住宅の前の90m区間で片側だけの工事ですが、それでも1年以上かかっています。トータルで10年以上はかかるとみられています。
電柱傾き、ひび割れ10cmも
私は、この間、現地を視察して、状況を聞取りしましたが、住居への影響は甚大なものがありました。側道にある電柱は、かなり傾いており、電線が住居に触れるような状態でした。あるお宅は、工事が始まってからも家の土台の変形が進み、戸はゆがみ、塀は河川側に傾き、地下の水道管が外れて水が漏れ、自前で工事を行いました。昨年7月に建てた新築の住宅にも10cm近いひび割れが見られました。これから台風や豪雨災害の危険も高まりますが、川がこういう状況では、どうなるのか心配です。しかし、周辺の多くの住民の方にこういう状況を知らされておらず、近隣の方からは、「住民説明会を開いてほしい」という要望が出されています。まずは建設緑政局に「損傷発生への丁寧な対応」と住民説明会を要望しました。
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11月22日
11月15日