高津消防署(富樫剛署長)は11月8日に、心肺停止で危険な状態になった70代男性を人命救助したとして、東急溝の口駅職員の2人に同署署長室で表彰状を贈呈した。表彰されたのは飯島昌弘さん(37)、鈴木一平さん(63)。
2人は9月17日午後7時36分頃、溝の口駅下りホームで心肺停止となった男性を救護。駅備え付けのAEDを使用し、通電を2回実施。救急隊が到着するまでの約10分間、心肺蘇生法を継続した。
引き継いだ救急隊が現場で確認したところ、心拍と呼吸が再開。男性は救急救命センターでの入院治療を受け、10月6日に日常生活が送れる状態で退院することができた。
同署は、公共交通機関の駅にAEDが設置されていたことや、駅職員が正しい心肺蘇生法を理解し、迅速に救命を行ったことが男性の社会復帰につながったと評価した。
富樫署長は「2人の連携で乗客の命を救ったすばらしい事案であり、日頃の訓練と勇気ある行動の賜物。今後も駅利用者の安全を守っていただければ」と話した。
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