統一地方選挙の川崎市議選が3月29日告示、4月7日に投開票される。高津区では定数9に対し13人が立候補する意向を固めている(3月12日時点)。本紙では立候補予定者に重点政策や訴え等について聞いた。(現職=前回得票数順、新人=五十音順。カッコ内は政党・当選回数)
今回の市議選に立候補を表明しているのは現職7人、新人6人。混戦の様相を呈している。現職議員で引退を表明しているのは後藤晶一氏(公明・当選6回)。石田和子氏(共産・当選5回)は県議選に出馬する見込み。
各陣営の声
青木功雄氏(自民・当選3回)は3児の父として「子育て支援」や「防災対策」「高齢者の生涯現役を支援し明るいまちづくり」などを掲げる。
大島明氏(自民・当選5回)は国や県に対する税制制度の見直しや観光事業の拡充、キングスカイフロントエリアの更なる促進などに取り組む。
春孝明氏(公明・当選1回)は認知症や一人暮らしの高齢者支援、避難所となる体育館の冷房化、水害対策など防災減災対策を進めたい考え。
岩隈千尋氏(立憲・当選3回)は「人づくりこそ街づくり」を標榜。教育・子育て政策の充実と税の無駄全廃、市役所改革などを訴える。
宗田裕之氏(共産・当選1回)は政令市トップの財政力を「臨海部の大型開発ではなく市民の福祉・暮らしのために使う市政への転換」を目指す。
堀添健氏(立憲・当選3回)は「川崎市は県と同等の人口規模であり、行政区中心のまちづくりで地域住民の声を市政に反映すべき」と主張。
齋藤伸志氏(自民・当選1回)は持続的な地域経済の成長を図るべく、市内産業の強化や中小企業活性化策の拡充などを呼び掛ける。
岩田英高氏(無所属・新人)は教育格差の是正や就労支援の拡充などのほか、AIやロボット導入等による最先端の次世代モデル都市を目指す。
小堀祥子氏(共産・新人)は所得制限無しで中学卒業まで小児医療費の無料化、認可保育園や特別養護老人ホームの増設を進めたい考え。
下山玲子氏(無所属・新人)は「だれもが安心して心穏やかに暮らせるこの街の未来のために」医療や福祉、防災、環境の取組と改革を訴える。
鈴木昭徳氏(無所属・新人)はPTA会長等、豊富な地域活動の実績を生かし子育て支援、中小企業のグローバル化、地域交流の充実を訴える。
平山浩二氏(公明・新人)は、防災・減災対策や見守りネットワークなどの高齢者支援、子育て環境の改善と働きやすい街づくりを目指す。
廣井竣氏(維新・新人)は「生きがいを感じる国へ」を標榜し、身を切る改革から必要としている人に支援がいきわたる社会づくりなどに力を注ぐ。
期日前投票は4月6日まで
3年前に選挙権年齢が18歳に引き下げられた事で、前回の有権者数が17万5478人(市議選)に対し、今年3月1日時点の選挙人名簿登録者数は18万8711人で、有権者数は1万3千人強増える見込み。また前回の投票率は39・10%。
市議選の期日前投票は3月30日から4月6日まで可能。高津区役所および橘出張所で各日午前8時半から午後8時まで投票できる。
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