多発する自転車事故と高額損害賠償の対策で神奈川県は県内で自転車を利用している人に対し、10月1日から自転車損害賠償責任保険などの加入を義務づける。利用者が未成年の場合は保護者に対して加入が義務付けられる。保険未加入でも罰則は設けていない。
自転車損害賠償責任保険には、自転車向けの保険、自動車保険や火災保険の特約としての個人賠償責任保険、自転車安全整備士による点検を受けて加入できるTSマークの付帯保険などがある。
市内の2018年自転車関係事故発生件数は1000件。事故全体の約3割を占め県(23・2%)や横浜市(21%)の割合を大きく上回っている。
自転車事故では、兵庫県で08年、夜間に高速で坂を下っていた小学生が歩行中の60代の女性と衝突。頭蓋骨骨折等の傷害により意識の戻らない状態にさせた。神戸地裁は保護者に対し9521万円の賠償を命じた。また、市内では、17年にスマートフォンを操作しながら電動自転車を運転していた女性が歩行者をはねて死亡させる事故が発生している。
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