数値でみる川崎と高津No.53 シリーズ 川崎は「公害のまち」? みらい川崎市議団 ほりぞえ健(けん)
戦後から高度成長期にかけて、川崎市の一番の課題は、大気汚染などの公害でした。工場から排出されるばい煙や汚水は、複合して広範囲に大きな影響を与え、市民生活を脅かしました。
本市は、1972年に新たな公害防止条例を制定し、全国に先駆けて環境目標値の設定や排出総量規制などを行い、「川崎方式」と呼ばれる抜本的な取り組みを進めてきました。
下記のグラフは、全国大都市における大気汚染を比較したものです。二酸化硫黄、二酸化窒素とも、すでに東京都区部や大阪市を下回っていることがわかります。
他方で、二酸化窒素を見ると、全国的な傾向として、住宅地等の一般環境大気測定局と比べ、道路周辺の自動車排出ガス測定局の数値の方が2倍程度高くなっており、いまだ課題は残っています。また、地球温暖化など、新たな問題も生まれてきている中、環境施策の重要性は、さらに高まっていると、私は思います。
川崎市議会議員 ほりぞえ 健
|
|
|
|
|
|
11月15日