台風19号で被災した人の疲労を癒そうと、鍼灸マッサージ師が北見方公民館を訪れ、地域住民たちに無料施術を行った。
この活動を行ったのは公益社団法人全日本鍼灸マッサージ師会(全日鍼灸師会)と一般社団法人川崎市鍼灸マッサージ師会(川崎鍼灸師会)。全日鍼灸師会などは、災害時に地元鍼灸師会と協力し避難所などで施術するボランティア活動を全国で行っている。市内で活動するのは6回目。
この日は地域住民43人が訪れ、問診後に鍼やマッサージの施術を受けた。施術のほか、サロン活動と称した歌声喫茶や健康講和、ボッチャ体験なども行われ、体を動かし、歌を歌い楽しんでいた様子だった。
施術を受けた竹内勝さんは「非常にありがたいこと。台風のことで気を張っている部分があったので、すごくリラックスできた」と喜んだ。全日鍼灸会・災害対策委員長を務める朝日山一男さん(二宮町)は「被災をされると心身のストレスは相当大きい。体をほぐし、施術中の会話で少しでも負担が軽くなれば」と話す。川崎鍼灸師会会の小川眞悟会長は「浸水し、住まいに関する不安が多く聞かれた。ケアする体制を整えるよう、行政にも伝えていきたい」と話した。
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