「新型コロナウィルス感染症対策の神奈川県対処方針」などに基づき休館後、6月から少しずつ業務を再開している「高津スポーツセンター」(二子/【電話】044・813・6531)。休館期間中となった3月1日には、地元企業からの申し出を受け入れ館内施設の抗菌・防臭・抗ウイルス加工を実施した。
臨時休館中に申し出
新型コロナウィルスの感染拡大防止や、利用者の健康・安全確保のため、公共施設が軒並み運営休止に追い込まれる中、高津スポーツセンターも臨時休館となっていた。この間、施設スタッフらは館内設備のアルコール消毒など、対応に奔走。こうした中、区内・溝口にある「川崎コミュニケーションズ有限会社」(伊藤博幸代表取締役)から、抗ウイルス加工スキルの提供申し出があったという。
申し出の内容は、同社ドクターライフ事業部が請け負っている「デルフィーノ」という抗菌・防臭剤を無償で施工するというもの。抗菌製品技術協議会(SIAA)という団体による安全性試験をクリアしており、利用者へのメリットにもつながるといった判断の下、申し出を受入れた。
川崎コミュニケーション有限会社は元々「区民祭」の事務局などを長年担当。高津区と縁が深く、コロナ禍の影響で区民祭が中止となった今年「何か高津区のために」という考えた末、区内の公共施設への施工提供を思い立ったのだという。
他施設への施工も視野
3月1日の施工当日、スポーツセンターのスタッフなども加わり、更衣室やトレーニング室などの抗菌・防臭・抗ウイルス加工を実施。施工済みを証明するステッカーも貼られた。
副館長の佐藤伸子さんは「ウイルスは目に見えないので、現時点では、はっきりとした効果は不明。しかし利用者の皆様の安心感を醸成する一因となっているのは確かなようですね」とコメント。伊藤代表は今後の社会情勢などを鑑みつつ、この抗ウイルス加工スキルの無償提供を、他の地元公共施設などにも提案していく方針を打ち出している。
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