溝口にある地元屈指のランドマーク「ノクティプラザ」1階にあるフードコートが、内装を刷新。9月5日に「FIND WOOD COURT」としてリニューアルオープンを果たした。新しくなったスポットのコンセプトは「環境改善と国産木材の発信」。その詳細は―?
特長知るQRコードも
みぞのくち新都市が運営する同所。今回のリニューアルに際し、ビジュアルやロゴ、映像、サイト制作といったいわゆるソフト面については、溝の口に拠点を置くクリエイター集団「ノクチ基地」(山本美賢代表)が担当した。改装の基本的な考え方については「環境改善と国産木材の発信」を中核に据え、キャッチコピーには「木の良さに気づく新・食空間」を標榜。北海道の「ナラ」「栗」、九州の「センダン」「山桜」という4種類の国産木材を用いたテーブルに加え、県内小田原産の「杉」を使ったオリジナルチェアを設置。それぞれ材木としての風合いを活かした”食事の場”は各方面から好評を博し、お披露目初日となった5日には、午前中から多くの利用者で早くも盛況に。テーブルにはそれぞれの木の特性や用途、生産者からのメッセージが流れるQRコードを記したボードが置かれており、スマホをかざして情報を楽しむ親子連れの姿などもあちこちで見られた。
利用客要望に対応
ロゴやキャラクター、メインビジュアルを担当したノクチ基地の中でも、デザイナーの山崎百香さん=今号「人物風土記」で紹介=は、国産材の良さや産地のことを伝える案内人として、木の実をモチーフにした5種類のキャラクターを制作。「お客さまに愛されるキャラクターに育つよう願っています」と笑顔を見せていた。
コンセプトの設定やデザイン等を一緒に作り上げてきたみぞのくち新都市の関係者も、今回のリニューアルに手応え十分といった様子。ノクティでは昨秋と今春と相次いで利用客を対象としたアンケートを実施。利用客から特にニーズの高かった「自然を感じるナチュラルな空間」を改装のポイントとして取り組んできただけに、2012年以来となったフードコートの刷新に大きな期待を寄せている。
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