高津区在住の女優・加藤梨里香さん(22)のミュージカル「レ・ミゼラブル」への出演が決まった。来年5月から7月に帝国劇場で公演する。3度目の挑戦にして主演級ヒロイン「コゼット」役をつかみ取った。
ミュージカルの金字塔「レ・ミゼラブル」。加藤さんは、不遇の幼少期を経て、マリウスと恋に落ちるヒロイン・コゼット役を演じる。
オーディションには過去に2度挑戦するも、落選。「実力不足だった。今回はこの作品に関わりたいという熱意を伝えきれた」と振り返る。今回の役どころは高音域のソプラノ。これまでに演じたことがない新境地だ。「周囲からも意外だと言われるが、これを機に演技や歌の幅が広がれば」と話す。
現在は次回出演作品の稽古の合間を縫って、来年の公演に向けてボイストレーニングに励んでいる。
挑戦のきっかけは、17歳で主演を務めた舞台「花より男子」のオーディション。「レ・ミゼラブル」の曲が課題曲だった。加藤さんは「この舞台で、たくさんの人との縁が広がり、新たな仕事にもつながった思い入れのある作品。そのきっかけとなった作品に携われる喜びを実感している」を噛みしめる。
実家は梨農家
実家は区内で多摩川梨を生産する地元農家。一人娘で、家族はサポートを惜しまない。「生活面でもすごく協力してもらっている」と感謝する。子役時代から含めると女優歴は20年。舞台に立つ怖さは常にあるというが、「生の楽しさがある。日々磨き上げ、より良い演技ができたときの達成感や観客からの拍手がやりがい」と話す。
公演に向け、加藤さんは「これまで積み重ねてきたものを出し切って、全力で挑みたい」と意気込みを語っていた。
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