中高生向けに投資の入門書「高校生からはじめる投資のはなし」を上梓した 高橋 昌也さん 坂戸在住 42歳
遊び心と挑戦忘れずに
○…「この手の話は、若いうちに知っておいたほうがいい」。将来を見据える中高生の時期に、投資を軸にどんな生き方が構築できるのかを考えてもらいたいと執筆活動を開始。少しでも投資に親しみを感じてもらおうと、わかりやすい言葉とかわいらしい挿絵で構成した。完成したのは投資の概念がわかる、言わば「入門書」。これから未来を切り拓く若者に捧げる一冊だ。
○…坂戸に税理士事務所を構える。「小さなお仕事の手伝い」を目標に掲げ、中小法人や個人事業の顧問業務を行う。税理士にもさまざまなタイプがいるというが、自身は「おせっかいタイプ」と称する。「私生活のことも聞きながら、どう生きていきたいかを聞き取ります」。話を聞く中で、問題点を見つけ出し解決策を示していく。「モヤモヤしてる中から形を示してあげる、まじない師みたいなものだと思っています」と笑う。
○…坂戸小、東高津中出身。大学卒業後は一般企業に就職したが、税理士の父親の影響もあり同じ道を歩んだ。今年1月に父親が倒れ、2人分の業務を背負った。「今回の緊急事態になって初めて親孝行ができた」と身に染みた。一方で、ラジオ番組やコラムで税務や経理について解説するなど活動は多岐にわたる。
○…趣味は合唱と立廻剣術。合唱は高校時代から続けており、「合わせるんじゃなくて、合っちゃった瞬間が楽しい」と声を弾ませる。今年1月には文化芸能を通じた教育から企業研修などを行う「株式会社ノンバーバル」を設立。コロナ禍により本格始動はできていないが、「人と人をつなぐ仕事をしたい」という核はぶれない。「この地域から面白いことをする人が増えたら」。遊び心と挑戦を忘れず、責務を全うする。
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11月22日
11月15日