川崎市立東高津小学校(齊野保史校長)で11月21日、創立70周年記念式典が開催された。感染症拡大防止のため当日はビデオでの発表などがメーンだったが、各教室への「ライブ配信」が行われ、歴代校長やPTAなどの来賓と共に、祝福ムードを共有していた。
「ひももの花」シンボルに
東高津小学校は1950年(昭和25年)、児童数が2800名を超えマンモス校となっていた高津小学校から分離独立し児童数825名で開校。開校当初、工場の跡地で荒廃していた校庭を近隣住民や保護者が懸命に整地するなどといった苦難も、周囲のサポートで乗り越え地域と共栄。当時は春になると「ひもも」の花の香りが漂う田園風景が見られたことから、その桃の花を型どった校章が作られ、校歌の歌詞にも使われるなど、同校の大切なシンボルとして受け継がれている(題字横参照)。その一方、校区やその周辺の豊かな自然を活かした取り組みや、地域と一体となった教育活動などを推進し、現在では1000人を超える児童が通う大規模校へと成長。高津区における教育や文化の発信拠点としても、大きな役割の一翼を担っている。
新学校教育目標、標榜も
また同校は2018年度(平成30年度)に「考えよう やってみよう みんなの本気が 明日への一歩」という新たな学校教育目標を標榜。子どもたちの「こんな”ひがたかっ子”になりたい!」や、地域・保護者・教職員の「こんな”ひがたかっ子”になってほしい」という願いからできたこの目標を大切にした各種プロジェクトを展開し、その成果が各方面から期待を集めている。
![]() 70周年を記念して制作された「地域副読本」
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