JAセレサ川崎の職員組合(齋藤由梨執行委員長)は10月21日、職員から集めた食料品420点を川崎市社会福祉協議会に寄贈した。
この取り組みは、10月を食品ロス削減の強化月間に定める神奈川県からの要望に、かながわSDGsパートナーである同JAが応じたもの。家庭で使い切れない食品を持ち寄り、生活困窮者らに届ける「フードドライブ」の一環として行った。寄贈に先がけ、齋藤委員長らは、本店の役職員向けに食品提供の協力を呼び掛けるオリジナルメッセージ動画を配信。10月11日から15日までの期間中、230人から食品420点を回収し、米や缶詰、インスタント食品などを集めた。
同JA本店で行われた寄贈式には、活動をけん引した若手職員4人と市社協の関係者4人が出席。普段は広報課で働く齋藤委員長は、取材を通じて食品ロスの問題を身近に感じていたという。「フードドライブは『いつでも誰でも気軽にできる』ということを伝えたい」と思いを語った。
一方、2020年7月から「食糧支援かわさき」事業を立ち上げ、地域から食糧を募っている市社協。事業担当者は「コロナの影響で経済的支援制度からもれている世帯が増えている中、こうした善意はありがたい」と感謝を述べた。寄贈品は、市内の相談機関から必要としている人に配られる。同事業では8月末時点で、1万4千品が寄せられ1045世帯に配布されている。
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