数値でみる川崎と高津 No.82 シリーズ 「オミクロンは怖くない」って本当? みらい川崎市議団 ほりぞえ健(けん)
川崎市でも「オミクロン株」とみられる感染が急拡大しています。すでに1月末の1週間だけで約1万3千人が新規感染しており、これは第5波のピーク時と比べると、3倍以上になります。
他方で「オミクロン株は重篤化しにくい」との報道もあります。下記のグラフは、本市における入院患者数と重症患者数の推移を示したものです。1月30日時点の入院患者数は216人ですが、人工呼吸器やECMOが必要な重症患者数は4人に留まります。ちなみに、前回、第5波ピーク時は、入院患者数286人、重症患者数68人にのぼりました。確かに今回の第6波では、重症患者数が増えにくい傾向を示しています。
しかし注意が必要なのは、最近は重篤化リスクの高い方々にも急速に感染が拡がっている点です。すでに新規感染者の約2割が50歳以上で、うち半分は60歳以上の方々となっています。今のペースで感染拡大が続けば、重症患者数も急増する危険性があります。
コロナ禍の下での生活も3年目を迎えます。今一度、私たち一人ひとりが感染症対策の基本を徹底しなければならないと、私は思います。
川崎市議会議員 ほりぞえ 健
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11月15日