二酸化炭素排出量の削減につながる川崎発の製品や技術を認定する「低CO2川崎ブランド」の2021年度認定式が4日、川崎市役所で行われた。大賞を受賞したのはルートレック・ネットワークス(高津区)のAI自動潅水施肥システム「ゼロアグリ」と、旭化成(川崎区)のイオン交換膜「AciplexTM(F7001)」。その他、8社9製品・技術が認定され、第1回からの合計は116件となった。
ゼロアグリでは、農作業の水まきと肥料散布をIoTとAIで自動化。肥料の使用量が適正化されCO2削減につながるほか、水の枯渇や土壌汚染などの環境問題の改善も期待される。佐々木伸一代表は「農業は経験と勘で支えられてきたが、気候変動や担い手不足が進んでいるためAI化が大切。また、川崎発のこの技術でアジアの課題である環境問題も解決したい」と語った。
運営を担う低CO2川崎ブランド等推進協議会の足立芳寛会長は「脱炭素への変革は待ったなし。製品を世界中で使ってもらうとともに、事業拡大にもつなげてもらいたい」と話した。
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