市内の地場産野菜や果物を使った料理レシピを競い合った「かわさきC級グルメコンテスト」。その表彰式が2月26日に行われ、区内にあるレストラン「アンジュ梶ヶ谷店」の益子恭平さんが「おとな部門」で最高賞に相当するグランプリを獲得した。
このコンテストは、野菜の生産者や販売者、栄養士、料理人などで組織される市民団体「かわさき・食と農のコミュニティ」(清水まゆみ代表)が主催しているもので4回目の実施。書類審査を通過した作品を、同団体が事前に試食し、結果発表となる表彰式を2月26日にセレサモス宮前店で開催した。
素材重視の逸品
今回の応募総数は39点、そのうち二次審査を通過した11点が試食の対象となり「おとな部門」で益子恭平さんが考案した「川崎野菜まるごとポトフ」が、最高賞となるグランプリに輝いた。
高津区内にあるレストラン「アンジュ梶ヶ谷店」で店舗責任者兼シェフを務める益子さん。お店で提供しているメニューには地場野菜などを頻繁に使用し、食材の特長などは把握していたものの、こうしたコンテスト形式のレシピは考案したことがなく「グランプリ受賞はスタッフのサポートのおかげです」と破顔一笑。最高評価を得たレシピは約2週間を費やして完成させたものでカブをくり抜いた器に、人参やトマトなどの市内野菜をふんだんに使い、無添加のコンソメで煮込んだ素材重視の逸品。「器(カブ)のアイデアやロールキャベツの葉物をレタスにして食感にアクセントを加えるようにしたのも、スタッフからヒントを得たものなんです」と打ち明ける。また「当初はおでんをイメージしていたのですが、お店が洋風レストランなので、自然とポトフになっていきましたね」とも。
レストランのスタッフと一丸となった「総力戦」の結果を総括すると共に「今後も地場野菜を使ったメニューで地域貢献をしていければ」と抱負を語っていた。
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