川崎近隣の造園業者らによる緑化イベント「フォレリウム」が、あす4月16日(土)から久本の複合施設「エム・パーク」の持田駐車場屋上で開催される。溝口地域の緑化促進や造園家の表現の場づくりを目的に企画されたもので、近隣住民の緑化意識の向上も目指す。
フォレリウムは、エム・パークを運営する株式会社Denの藤田将友代表と溝口の造園業「みつや園」の三家恵伍代表が立ち上げた「まちの植育研究所」が中心となり、昨年11月に初開催された。溝口駅周辺は、都市化が進み、川崎市の緑化推進重点地区にも指定されている。「緑視率(視界に入る植物の割合)が低いこの地域で、都市緑化を進めることを目的にスタートした」と藤田さん。イギリス発祥の「ゲリラガーデニング」という手法にならい、都市空間に突然緑が現れるイメージを構築。「そらのもり」をコンセプトに据え、会場には参加する8つの造園業者が「森」をテーマにそれぞれ制作した植物の展示空間が登場する。造園家の自己表現の場も兼ねているほか、近隣住民の緑化意識向上のきっかけになれば、との思いもある。「作品を通して造園家の熱い思いを感じてもらいたい。50年先を見据え、緑のある豊かなまちづくりにつながる機会になれば」と藤田さんは思いを話す。
野外で狂言も
イベントは実行委員会とエム・パーク通り商店会が主催し、24日(日)まで、午前10時から午後4時まで開催(土日は8時まで/問い合わせは【電話】️044・400・2378)。入場無料で、期間中は自由に作品を見ることができる。また、土日を中心に物販や飲食物などの出店があるほか、さまざまなイベントも予定。23日(土)は狂言師の大蔵教義さんらが登場し、造園家が手がけた能舞台をステージに特別上演やワークショップを実施。24日(日)は地元の9つの飲食店が一堂に会する「肉フェスティバル」も行われる(本紙前号既報)。他にも、プロのミュージシャンによるアコースティックライブやキャンプ用品のフリーマーケットなども行われるほか、初日の16日には川崎フロンターレのマスコット「ふろん太」も登場する。フォレリウムは、今後も継続して開催する予定。
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