地域の食品衛生向上のための啓発や、自主衛生管理の推進事業などを手掛ける「川崎市高津区食品衛生協会」(藤井博会長)が5月26日に定時総会を実施した。コロナ禍の影響でオンラインでの開催が続き、会員が一堂に会するのは約3年ぶり。久しぶりの再会となった人も多くみられ、会場は終始、温かい雰囲気に包まれた―。
事業報告に感慨
同会の定時総会は63回目。会場のホテルARUKSP「銀杏の間」は、平時であればほぼ、毎回利用している「おなじみの場所」。だが、2年間のブランク中にリニューアルされた事もあり、会員の中には「見違えちゃったよ」と苦笑いをみせる場面も。そんな中で始まった定時総会では、2021年度の事業報告が行われ、コロナ禍の最中、時短営業要請に応じた飲食店への協力金申請サポートや、じもと応援券の周知といった、協会が手掛けてきた様々な取り組みを担当役員が報告。会員の多くは飲食店経営者で、ここ数年、休業や時短営業の要請、入店人数の制限、感染防止対策の徹底といった、これまでになかった「逆風」に耐え続けていただけに、報告を聞く表情も感慨ひとしおといった様子。2022年度からの三役も承認され再びリーダーに選任された藤井博会長は今年度の事業計画の中で「コロナ後の食協の在り方を模索しながら役員一同一致団結し地域の食中予防に取り組んでいければ」などと挨拶。大きな拍手に包まれていた。またその後の懇親会では、会員同士コロナ禍での労をねぎらい、今後飲食業界の「V字回復」を誓い合っていた。
![]() 会員同士が顔を合わせるのは約3年ぶり
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