意見広告・議会報告
小川くにこ県議にインタビュー 編集・制作/政策科学総合研究所 連載237回 「くにこ」の県庁見聞録 県議会定数
司会)いよいよ県議会定数検討委員会の結論が出て、来年度選挙に向けて、県議会選挙区割りが決定されましたね。
くにこ)はい、そうです。「1票の価値の平等」を重んじ、しかも地域の声を代表する立場も鑑みて、時間をかけて議論をしました。特に人口減少地域では、選挙の度に区割りが変更されることへの地元の抵抗感が強く、丁寧に理解を求める努力もしました。その考え方をお話しますね。国勢調査結果を受け、直近人口を議会定数で割ると1議席あたりの人口がでます。それと比較して人口が半分以下の選挙区は隣の選挙区と合区しなければならないんです。
司会)強制合区ですね。
くにこ)そう、現行南足柄市・足柄上郡が1選挙区でありましたが、そこを切りはなし、南足柄市・足柄下郡が1選挙区になりました。ここが最も議論噴出した地域でしたね。また三浦市が特例市扱いとなり、本来であれば隣の横須賀市と共生合区となるところを単独選挙区となりました。その他の地域も丁寧な議論を重ねて、105議席は変更せず、2増2減、選挙区変更2か所という結果です。それでも1票の格差は3倍くらいあるんですよ。
司会)「1票の価値の平等」は民主主義の基本ですね。
くにこ)そうなんです。1票の格差はあってはならないという最高裁判所の判断に基づき、定数についてはしっかり議論していかなければなりません。人口減少地域の住民の権利をどう生かしていくか、特別扱いすると、1票の価値の平等がくずれてしまう。ここを議論すると、議会定数増も一つの選択肢になります。国政にも通じる地域代表の在り方を検討する重い課題です。非常に良い勉強になりました。衆議院選挙区も区割り変更が取沙汰されていますが、住民の気持ちを大切にしてもらいたい、と願っています。
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あしたの川崎・日本維新の会市政報告3月28日 |
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4月25日