周囲のサポートを受けながら「介護勉強会」を企画、実施に漕ぎつけた 石井 絵美さん 下作延在住 50歳
多くの支えに感謝込めて
○…40歳を前にしたある日「介護の仕事を覚えたい」と思い立ってからの日々は正に「猪突猛進」。デパートに勤めていたものの「身体が動くうち、仕事が覚えられるうちにやらないと後悔する、と思い上司に伝えました」と当時を振り返る。その後、働きながら猛勉強に励み、ヘルパー2級の資格を取得。介護職への転身を遂げた。
○…市内の特別養護老人ホームやリハビリ病院での勤務経験は9年。この間に結婚し、念願だった介護福祉士の資格を得るなど順調にキャリアを重ねていたものの、ケアマネージャーの資格取得はコロナ禍もあって断念。紆余曲折あって介護の仕事からも距離を置く事になったのだとか。
○…しかし「仕事から離れたことで『ご家族と病院や施設の意見の相違を埋める事はできないかな』と、これまでの歩みの中で生じた問題点を客観的に感じる余裕が出来たんですよ」とニッコリ。さらに「介護」や「自身の身体の変化」「病気の事」などでの会話が増えた50歳の時、仕事を辞めてからずっと心の中に秘めていた「私達世代の方に向けた介護の勉強会があったら…」という思いが、具現化に向け動きだしたのだとか。
○…後に会場となる久本のコミュニティカフェのオーナーに思いの丈をぶつけ、企画案を何度も練り直すなど準備を重ねる一方、各方面からのサポートも仰ぎようやく今月下旬から開催に漕ぎつけたこの介護勉強会。初回は既に満員になる人気ぶりとなっており「一番感じるのは、私は周りの方に恵まれ、助けられてここまでこれたという事ですね」と感慨深げ。将来的には宮前区でも実施の意向を持っており「皆さんと介護について考える機会を少しでも多く提供できれば」と、抱負を力強く語ってくれた。
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11月22日
11月15日