南スーダンのスポーツ関係者が10月16日「NPO法人 高津総合型スポーツクラブSELF」の視察に訪れた。今回の視察で同国の関係者は、スポーツ振興を推進する上で欠かせない「行政が学校や地域と連携していく事の重要性」などについて学んでいた。
SELFは様々なスポーツプログラムを通じ誰もが参加できる「地域の遊び場」を創造。高津中などの校庭・校舎を活用したクラブ運営を手掛け、障害者スポーツの普及事業にも注力。高津スポーツセンターなどの指定管理も担っている。
一方、南スーダンは現在、国を挙げて「スポーツを通じた平和推進プロジェクト」に着手。これを支援する日本側は今秋、同国関係者を招き、スポーツを通じた各種取り組みを手掛ける組織や団体などからその役割りを学んでもらう「視察」を企画。10月7日に来日した関係者たちは、国立競技場やスポーツ庁などを訪れ、様々な見学やレクチャーを受講。さらに、スポーツ振興を推進する上で欠かせない「行政や学校が地域と連携していく仕組み」を学ぼうと、15日にSELFの取り組みを視察した。
活動方針などに関心
当日、SELFの菊地正理事長は高津中や高津スポーツセンターを案内し、各所での取り組みを通じて「行政や学校などと連携を図り、地域発展に寄与する重要性」などをレクチャー。視察メンバー達は「多世代の人が楽しみ、多種目のプログラムを楽しむ、そして多志向のメンバーが集まって地域で楽しむ」といったSELFの活動方針に関心を寄せていた。
また、今回の視察をエスコートした鈴木章弘事務局長は「彼らは『日本の国体のような大会を開催したい』と話していた。大きな大会を開催するためには、各エリア(地域)でのスポーツ振興の取組が非常に重要。行政、学校が地域と連携していく仕組みなどを感じ取ってくれたのでは」と総括。「今後、南スーダンにおいてスポーツ振興の発展を期待したい」などと話していた。
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