数値でみる川崎と高津 No.93 シリーズ 学校現場の過労死ラインは改善した? みらい川崎市議団 ほりぞえ健(けん)
本市の学校現場における最優先課題は、教職員の過重労働の改善です。教育委員会も「教職員の働き方・仕事の進め方改革の方針」を策定し、取り組みを進めてきました。
下記のグラフは、45時間超の超過在校となっている教職員の割合を月別に示したものです。この間、事務支援員の配置をはじめ、様々な対策を講じてきたことで、教員が子どもに向き合う時間が増加するなど、一定の効果は出ています。しかし、長時間勤務の解消はほとんど進んでいません。
とくに中学校では、8月を除いたすべての月で、半数以上の教師が45時間を超えており、さらにそのうちの半数近くは月80時間も超過しています。まさに、教職員の長時間勤務を前提に学校現場は維持されており、それでも不登校児童が増え続ける現状は、すでに限界を超えつつあると言わざるを得ません。
子どもたちの人間形成の基礎を担う学校教育において、教職員の絶対数が明らかに足りていない状況は、あらゆる手段を講じて、早急に改善しなければならないと、私は思います。
川崎市議会議員 ほりぞえ 健
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11月15日