川崎市川崎区殿町に拠点を置く神奈川県立保健福祉大学ヘルスイノベーション研究科(本部・横須賀市)が、赤ちゃんの自閉症スペクトラムの早期判定に向けたシステム開発を目指す。現在資金調達のためのCF(クラウドファンディング)を募集している。
従来の自閉症判定は言葉を話すようになる2〜3歳児以降が多いが、同研究は、赤ちゃんの泣き声と睡眠パターンに着目。「自閉症スペクトラムの赤ちゃんの泣き声(泣き方)が、自閉症ではない赤ちゃんの泣き声(泣き方)と比較して、音声学的にも異なる」という仮説を実証するため、1歳6カ月以上の子ども5千人を対象に泣き声と睡眠データを収集。保護者にもアンケートを実施し、データとの関連を見出す。これらを解析することで早期支援へつなげ、子どもの将来の社会適応性の向上を見込むという。
調達資金は研究者の人件費に充てられる。
プロジェクト実行責任者の同大学・徳野慎一教授は、「音声データを乳幼児の医療に応用する大きな一歩。ぜひ支援を」と呼びかける。
受付期限は12月23日(金)午後11時まで。目標額は700万円。申し込みや活動の様子は、左記二次元コードから確認できる。
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