市政報告 新議場にて初審議「開かれた市議会に」 川崎市議会議長 青木のりお
昨年11月、62年ぶりに新議場が誕生し、初の定例会が開催されました。関東にある議場の中では最も高い場所に位置しており、川崎市民の皆様が輝くようにという想いが込められていると推察します。25階の展望デッキからは川崎市内及び東京・横浜方面を一望でき、本市の立地を学べる場となっております。一人でも多くの方に展望台に来ていただけるように心がけたいと思います。
開場式ではラディスキー行進曲で市議会議員が入場し、「音楽のまち・かわさき」にふさわしいスタートでした。式典では幼稚園児80人が合唱し、95歳の地域を代表する先輩にご列席いただきました。今日まで川崎を築いてきた方、これからの川崎を創っていく子ども達が一堂に会したことは、新議場で議論されることが、市民の皆様のどんな世代にも幅広く行き渡るようにとの想いを改めて胸に刻む瞬間でした。
情報発信「見える化」を
昨年参加した勉強会で「地方議会は何をしているかわからない」と言う質問に50・7%が「そう思う」と回答している資料がありました。この数字に市議会として真摯に向き合う必要があると考えます。年4回開催される定例会では、子育て・教育・介護・医療・防災・まちづくり等、身近な問題について質問・提案・チェックが行われ、議論が繰り返されています。どのようなことを提案しているのか、どのようにチェックしているのかを見える化して情報を発信していくべきだと考えます。
新しい議場には一般傍聴席100席とは別に親子傍聴席、車椅子傍聴席を増設し、本会議の生中継に字幕を付けるなど、多様な方法で議会を傍聴できるようになっています。多くの人に関心を持ってもらえるよう、情報発信に尽力していきたいと考えます。
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11月22日
11月15日