区内久本にある「コミュニティカフェ ココデ」が、地元の障がい者らによる作品展「ココデ・アート展」を3月30日(土)まで行っている。店長の横山典子さんは「市内の多様な芸術発展の契機になれば」と話している。
今年の1月から行われているこの「ココデ・アート展」。毎月9人ずつ、総勢27人の作品が展示される。現在は「自然や動物」をテーマにした第2弾の作品が展示されており(2月29日(木)まで)、その後「動物や人間の顔」をテーマした第3弾の作品展示が3月30日まで行われる予定となっている。
カフェでの開催は初
コミュニティカフェ「ココデ」の代表で店長の横山典子さんは「地域の交流場を作りたい」と同店を始め、カフェの壁面を提供。利用客らが自分の作品の展示や販売を行うほか、利用者同士が親睦を深める場などとしても親しまれている。
現在、行われている作品展については、東京2020オリンピック・パラリンピック大会や「かわさきパラムーブメント」の方針に基づき、障がいの有無に関わらず親しめる文化芸術活動の環境づくりを推進している「公益財団法人川崎市文化財団」が、作家の選出などに協力している。
同団体はこうした多様性に富んだアート展覧会「Colors かわさき」を毎年11月に開催しており、この会場を横山さんが訪れたことを契機に「ココデ・アート展」の企画案が浮上。元々この展覧会は市内の商業施設などを会場としてきたが今回初めて「カフェ」での開催となった。
「純粋に楽しんで」
横山さんには、障がいの有無に関係なく、作品を楽しめる世界を実現したく、また「絵は眠らせるように、見てもられる方が良い」という思いから、この作品展開催を決断。来場者からは好評の声が寄せられており「『私も展示したい』という声などもあり、とても嬉しい」と笑顔で話している。
高津区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|