市政報告vol.007 第五回定例会一般質問 「【1】消防団の防火衣について」「【2】オーバードーズについて」 日本維新の会 川崎市議会議員 岩田ひでたか
お世話になっております。高津区生まれの高津区育ちの岩田英高です。11月27日から12月20日にかけて第五回定例会が開催され、12月19日に一般質問をさせて頂きました。一般質問とは議員が行政執行者である市長、副市長、所管局、委員会、各区長等に対して、施策について説明や所見を求め、疑義を質し、政策を提言する事です。今回は4つの質問をしました(3、4問目は翌月号にて掲載予定)。
【1】消防団の防火衣ついて
岩田:消防職員と消防団の防火衣の違いは?
消防局長:消防職員の防火衣はISO規格準拠の上下式、消防団員の防火衣は難燃合成繊維で作られた上衣のみのコートタイプ。
岩田:現在、川崎市に消防団員は1059名いるが、上下式防火衣はどれくらい支給されているのか?
消防局長:令和4年度は13着を整備。令和5年度は38着を各消防団へ整備予定。
岩田:消防団員の数に対して、上下式防火衣の数が圧倒的に足りない。そもそも消防団への支給物は、どのように決定しているのか?
消防局長:消防団幹部と消防職員で構成される消防団強化対策検討委員会や、各消防団長で構成されている川崎市消防団長会などで検討し、必要な物品を整備。令和3年度から令和5年度までは、MCA無線機を中心に整備していた。
岩田:阪神淡路大震災では多くの火災が発生した。東日本大震災では各地域で道路が寸断された為、消防団が前線に立ったと仄聞している。上衣のみのコートタイプでは脚部が熱に晒され、大変危険。予算等の関係で今すぐ全消防団員に上下式防火衣を支給するのは厳しいと思うが、いつ首都直下地震が起き、大規模火災が発生してもおかしくない中、消防団員の命を守る為にも支給スピードを上げて頂きたい。
【2】オーバードーズについて
岩田:オーバードーズ、いわゆる風邪薬や咳止めなどの市販薬の過剰摂取が近年、若者を中心に増加。結果、肝臓や腎臓などに大きな障害が残るケースや、最悪の場合、死に至るケースもある。オーバードーズについて、本人または家族が相談できる窓口は?
健康福祉局長:人間関係や親子関係の悩み等を背景にしたメンタルヘルスに対しては、区役所等が広く精神保健福祉相談の中で対応しており、内容に応じて適切な支援機関に紹介している。
岩田:オーバードーズについては、市販薬の必要以上の大量購入を防止する事も重要。その為の仕組みは?
健康福祉局長:「濫用等のおそれのある医薬品」の販売にあたっては、個人の大量購入を防止する為、法令上、適正数量や確認事項が定められており、特に若年者には氏名・年齢を確認することが義務付けられている。薬局等へ法令周知を行い、許認可調査等の際に遵守確認や必要な指導をしている。
岩田:相談窓口や市販薬の大量購入防止だけでなく、過剰摂取の危険性についての教育も重要。教育現場ではどのような指導をしているのか?
教育次長:中学・高校の保健の授業で、医薬品に関する学習をそれぞれ1時間ずつ実施。医薬品には主作用と副作用があること、使用回数、使用時間、使用量等、正しく使用する必要があること、医薬品の販売には規制があること等を指導している。
岩田:過剰摂取の危険性についての指導が不十分と思われる。また中学・高校で指導しているとの事だが、先日、目黒区の小学校で女子児童2名が市販薬を過剰摂取し、病院に搬送されるという事件が起きた。オーバードーズの低年齢化を指摘する声もある。子供や若者の命を守る為にも早い段階からの指導を願う。
岩田ひでたか
TEL:050-3479-9169
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11月22日
11月15日