数値でみる川崎と高津 No.108 シリーズ 住宅倒壊―川崎市の耐震化状況は? みらい川崎市議団 ほりぞえ健(けん)
能登半島地震で亡くなった方の約9割は家屋の倒壊が原因でした。これまで、輪島市や珠洲市も耐震化に取り組んできましたが、住宅の耐震化率は5割前後に留まっていたことが悔やまれます。
川崎市の「耐震改修促進計画」では、住宅耐震化率を2025年度末までに98%まで高めることを定めています。下記のグラフを見ると、概ね目標達成に向けて進んでいると思われます。
しかし、注意しなければいけないのは、輪島市と珠洲市の住宅戸数は約1万5千戸であり、耐震基準を満たしていなかった約7500戸で200名以上の命が失われたという点です。川崎市には目標を達成しても耐震基準を満たさない家屋が約1万5千戸残り、単純に計算すると、同様の地震で400名もの方々が亡くなる危険性があるということになります。
能登半島地震を踏まえ、耐震化計画をブラッシュアップし、さらにスピードを上げなければならないと、私は考えます。
川崎市議会議員 ほりぞえ 健
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11月15日