区内坂戸「かながわサイエンスパーク」の西棟にある県立川崎図書館(【電話】044・299・7825)が「食を支える技術」をテーマにした企画展を開催。AI・ロボットなどで食品産業を支えるスマート技術の資料等を紹介しているほか、新しい食品や調理法を開発するための資料の展示も予定している。
「ロボット」パネル展示も
「食」にまつわる展示が二期に分けて行われるこの企画。現在開催中の前期(7月10日まで)は「食品産業を支えるスマート技術」がテーマ。食そのものや、食品産業に関わる技術に焦点を当て「AI・ロボット」やインターネットを活用する「IoT」と呼ばれる先端技術の活用事例を紹介。同館・企画情報課の吉田知恵さんは「スマート農業やスマート漁業など食品製造を支えるAI技術、企業が取組むスマート技術などについて関連する当館の図書や雑誌記事を展示しています。先端技術を取り入れスマート化に取組む企業の記事は興味深く読みやすいので、手にとって読んで頂ければ」と話す。
また、食品製造を支える自動化ロボットに関する雑誌記事も紹介。現在の食品産業では「仕分け用」「荷積み用」さらに「協働」といった製造工程における様々な用途でロボットが導入されおりデリケートな食品を扱える「ロボットハンド」という機械が活躍しているのだとか。現在は、このロボットハンドのパネル展示も行われている。
後期は「おいしさ」に着目
後期の展示は7月12日から。「おいしさを支える技術」をテーマに、全く新しい形で食品を開発したり調理法を発見する「フードテック」という技術で広がる「おいしさの技術」等に着目した展示が予定されている。
ユニークな企画、話題に
同館は利用促進等を目的にテーマを設けた展示を定期的に企画。昨年は「ゲーム機」にスポットを当て、昔懐かしいファミコンの本体や関連書籍などを展示し、40代以上のマニアが多数来館するなど話題を集めた。
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