数値でみる川崎と高津 No.110 シリーズ 人口増にブレーキ?転機を迎える川崎市 みらい川崎市議団 ほりぞえ健(けん)
4月9日、川崎市の人口は155万人を超えました。全国的には人口減が進んでいる中、市民の数が増え続けていることは、本市の高いポテンシャルを示しています。
他方で、川崎市においても人口の増え方にブレーキがかかっています。2022年2月に改定した「将来人口推計」では、2020年から2025年までの5年間で、約4万4千人の増を見込んでいましたが、実際には昨年末までの4年間で約1万4千人増に留まりました。伸び悩んでいる一番の要因は、想定よりも早く自然増減がマイナスに転じたことです。「将来人口推計」では、2025年までの5年間で、1万5700人の自然増を予測していましたが、2021年には死亡数が出生数を上回る自然「減」に転じており、これまでの4年間では逆に3000人以上も減っています。人口全体でみても、145万人から150万人に増えるのに要した期間は4年間でしたが、150万人から155万人には約7年かかっています。
本市は、2030年に人口160万5000人のピークを迎えると推計しており、その後は、いよいよ人口減社会に突入することになります。人口構造が大きく変わろうとしている中、すべての市民が、安心して誇りをもって住み続けることができる川崎市を実現するために、いまだ多くの課題が残っていると、私は考えます。
川崎市議会議員 ほりぞえ 健
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11月15日