不定期連載 市民健康の森だより 第138回 3月スタートの「里山保全体験教室」について
3月から始めた今年の里山保全体験教室、5月9日に最終回を迎えました。当日は3月の教室で作ったシイタケほだ木を栽培場所まで運び、「本伏せ」してもらいました。本伏せとはほだ木を横木に立てかけてシイタケ栽培の最終状態にする作業です。今回の栽培場所は春日台北側斜面の最下部なので急斜面を下って行きます。ほだ木を担いで降りるには危険を伴うので、まずほだ木を軽トラに積んで春日台北側の公園のすぐ外まで運び、そこから20mほどの距離を参加者に担いで運んでもらいました。
「シイタケ栽培のノウハウ」レクチャー
かなりの重さがある上に足場が良くないので苦労しながらの運搬です。あらかじめ用意していた高さ1m程の横木に立てかける形でほだ木を並べていきます。間伐材を使ったほだ木ですから太さはバラバラです。プロのシイタケ栽培とは大きく異なりますが皆さんご自分で駒打ちしたほだ木ですから大切に扱って頂けたようです。本伏せしたほだ木は遮光幕で覆います。シイタケ栽培は直射日光が当たらず雨は十分に当たり風通しの良い場所で行わないと上手く行かないようです。春日台北側斜面下は森が途切れて日光は当たるので遮光幕が必要です。経験からはほだ木に時々水を掛けるとシイタケの出がいい様です。
作業後に行ったアンケートでは「かなり大変だったが3年後が楽しみ。ちゃんと育ってほしいと思わずにはいられなかった」と書いてくれた参加者がいました。シイタケは2夏越してやっと芽を出します。アンケートでは「駒打ち」に対して「良い体験が出来た、興味深く参加できた」「経験のないことをするのは楽しい」など皆さんから評価して頂けました。平成30年に私たちに駒打ちの講習を行ってシイタケ栽培の切っ掛けを作ってくれた川崎市公園緑地協会さんに改めて感謝です。
GO!GO!!フロンターレ11月15日 |
|
|
|
|
GO!GO!!フロンターレ11月8日 |
11月15日