リニア中央新幹線の川崎市内を通る地下トンネルで、JR東海は5月27日から本格的な掘進工事を開始した。
対象は、品川から神奈川駅(仮称)間の第一首都圏トンネルの一部、梶ヶ谷工区で、中原区等々力から麻生区東百合丘の間、約11・8Km。5月からの工事では、地表から45〜90mの「大深度地下」の深さに、梶ヶ谷非常口からシールドマシン(掘削機)を発進させ、犬蔵非常口を通過し、東百合丘非常口まで掘り進めていく。リニアのトンネル工事で本格的にシールドマシンを使うのは初めてとなる。
シールドトンネルは直径約14mの円筒トンネルで、リニア走行に必要な内部構造が構築される。
同工区では、2023年3月から24年2月にかけて安全対策や周辺環境への影響確認のための調査掘進を実施。JR東海は今後、地表面変化等の計測結果公表、工事情報受付ダイヤル開設など、住民への情報提供を強化するとしている。
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