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高津区版 公開:2024年7月5日 エリアトップへ

フリースペースたまりば 「居場所のまなび」刊行

教育

公開:2024年7月5日

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冊子『居場所のまなび』(上)監修した友兼大輔さん(下)
冊子『居場所のまなび』(上)監修した友兼大輔さん(下)

 学校に行かない子どもたちが通うフリースペース「えん」(高津区)を運営する認定NPO法人「フリースペースたまりば」(中原区)が、子どもたちと共に30年以上続けてきた取り組みを冊子『居場所のまなび』にまとめた。「多様な育ちから」という副題そのままに、遊びや冒険など、子どもたちの日常自体が学びであることを視覚的にまとめている。

 フリースペース「えん」は、「川崎市子どもの権利条例」に基づき川崎市が開設した「川崎市子ども夢パーク」内にあり、子どもたちは「夢パーク」の施設を自由に使える。屋外のプレーパークで鬼ごっこや泥遊びをしたり、順番を決めてパソコンを使ったり、ボランティアやスタッフと一緒に昼ごはんを作ったりといった日常を過ごす。誰かが提案すれば、地域の名人を招いて音楽やアートや理科などの講座も開催。年に一度の発表会に向けては演劇や楽器演奏の練習を重ね、チラシのデザインや内容も作成する。

 「たまりば」ではこうした日常生活の中に学びがあるととらえ、子どもたちと向き合う中で大人が大切にすることも言語化し、共有してきた。

 今回の冊子は計14ページ。まず冒頭で、「知るための学び」や「ともに生きるための学び」などユネスコが定義した「学習の柱」や、プログラミング教育の専門家ミッチェル・レズニックが提唱した「創造的な学び」の4要素を紹介。そのうえで「えん」の営みを写真つきで紹介し、ユネスコの柱やレズニックの要素を重ね合わせることで、随所に学びがあることをビジュアル化した。「空気を読めない子どもたちが緊張を和らげる」「みんな仲良くとは言わない」など、「たまりば」として大切にしていることも掲載している。

 夢パーク所長の友兼大輔さん(44)は「長い時間をかけて日常の中の学びについて考え続けてきた。その集大成」と語る。『居場所のまなび』に関する問い合わせは「えん」(【電話】044・850・2055)。

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