再生エネルギーの可能性を学んでもらおうと、電力や鉄道関係のシステム開発等を行う(株)シーエスデー(呉京美代表取締役社長)が7月8日、植物と微生物で発電させる「植物発電」のワークショップを行った。
今年3月まで脱炭素アクションみぞのくち新規事業として、植物発電を扱う(株)グリーンディスプレイと協力し植物発電ワークショップを開催してきた同社。今回は、溝の口で脱炭素の取り組みを情報発信する活動に参加している高津高校の園田晴菜さんが同社の取り組みを知り、紹介を通じて実現。所属する同校生徒会のメンバーにも声をかけ、かながわサイエンスパーク(坂戸)で計3人が植物発電を体験した。
植物発電は、環境への負荷がない新しい自然エネルギー。植物の根から発生する糖や微生物、水の中の水草や微生物の循環作用から発生するエネルギーを、効率よく電極に集めて発電させる。当日は、(株)ニソールの発電キットを使用し、生徒たちが植木に土をかぶせて電極を埋め込み、水を入れて発電。実際にライトが光ることを確認した。
生徒たちは体験を楽しみながら「植物は見て育てて楽しむものと思っていたが発電にも使用できるんだと学んだ」と語ったほか、「CO2削減になる」「使い方次第で用途が広がりそう」と今後の活用に期待した。
ワークショップを終え、「地元の高校生に未来のエネルギーである植物発電や脱炭素に関心を持ってもらい嬉しい」という呉社長。「この体験を川崎の若者たちへ広め、川崎をもっと元気なまちにできるよう今後も地域貢献していきます」と語った。
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