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高津区版 公開:2024年9月6日 エリアトップへ

高津消防署の署長を務める 田邊 浩太さん 高津区在勤 56歳

公開:2024年9月6日

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田邊 浩太さん

人と人、大切に地域を守る

 ○…川崎市の消防本部から今年度、久地出張所長の経験もある高津区へ。初の署長職となって半年弱が経ち、高津区は「地域のつながりが強く、地元愛が強い印象」と語る。一方で北側は多摩川、南側は崖地もあり災害時はリスクも高いことから「人口23万人以上の区民全員を守るには消防団の協力に加え、区民自身の自助が不可欠。意識を高く持ち備えてほしい」と広く呼びかける。

 ○…消防、救急と経験を積み、30代で川崎市の航空隊へ。パイロットと連携し人を助ける救助員として、ヘリの爆音のなかヘッドセットで指示し上空からワイヤー操作や降下し救助を行う任務。他県の災害支援では街全体が水没するなか、屋根で助けを待つ住民救助も行った。以降、全国の消防長組織の事務局など幅広い職務を担当。広島市や京都市など各地の消防職員と働いた経験は糧となり、「今も『うちはこうだけど川崎市はどうしてる』と情報交換したり交流が続いています」。

 ○…署長就任後に「人となりが分かる関係を」と面談したのは、全職員の149人。署長室で若い世代の仕事の目標や悩みも聞き「色んな経験で視野を広げてほしい。仕事や勉強、趣味など今ある時間を生かし大切にしよう」と見守る。自身はゴルフが趣味。市のウォーキングアプリも「面白くて」と楽しむ。

 ○…かつて勤務した宮前消防署時代にはフラッグ演技で消防広報を行うカラーガード隊だった妻と出会い、今春からは次男が消防学校に入校した。「人のためになる仕事を」と、消防の道を歩んで30年余り。「区民一人ひとりに災害リスクなど地域の特性を学んで備えてもらうと同時に、区・警察と連携しながら消防団と消防署の両輪で防災・防火の地域づくりに繋げていきたい」


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