溝口駅前のキラリデッキに、地域の人や団体らが利用できるステージを設置し”音楽のまち・かわさき”の活動促進を目指す「ここから未来プロジェクト」が始動する。ステージは間もなく完成予定で11月9日(土)・10日(日)には、川崎市市制100周年とステージ設置を記念した音楽&ダンスイベント「ここから未来フェスタinみぞのくち〜あなたも街の音楽家」が開催される。
ステージ設置に賛同する地元企業・団体などで構成される「ここから未来プロジェクト推進協議会準備会」の会長として準備にあたってきたのは、高津区出身で元JUDY AND MARY(ジュディ・アンド・マリー)のドラマー、五十嵐公太さん=人物風土記で紹介。取り組みは、五十嵐さんが地元の関係者らと地域や音楽について話し合うなかで、溝口駅前でのステージ設置の構想が膨らんでいったことがきっかけ。100周年となる川崎市や、元々キラリデッキの美化等を計画していた区と相談し、「いろんな人の思いが重なった」ことで、本格始動。かつてのように若い世代が駅前で音楽活動する場がない現状に対し、ルール作り等で何かできないかという思いや、慣れ親しんだ地元への思いを胸に、7月に有志らと同準備会を発足させ、実現に向け動いてきた。
ステージは今回イベント後も常設され、催しの際はステージ利用、平常時は木の温もりを感じる憩いの空間に変化する公共スペースとなる予定。来年度以降もステージ屋根設置に向けた取り組み等を行っていくという。
地域の団体ら出演
催しは同ステージで9日午前10時45分〜、10日10時50分〜で両日午後5時30分前後終了予定。初日には、オープニングセレモニーも実施する。プロ・アマチュアの垣根なく出演し、地域で活動する音楽グループや地元ダンススクールの生徒、洗足学園音楽大学の学生など、様々なジャンルの発表が予定されている。
「次世代を引っ張る若手ミュージシャンも出演するのでぜひ見に来て応援してほしい」と五十嵐さん。詳細はイベントHP(ホームページ)を。
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