神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2024年11月22日 エリアトップへ

全国健康福祉祭(ねんりんピック)の民謡交流大会で最優秀賞を受賞した 村松 弘衛さん(雅号:工藤菊詩) 川崎市民謡協会理事長 73歳

公開:2024年11月22日

  • X
  • LINE
  • hatena
村松 弘衛さん(雅号:工藤菊詩)

民謡と真摯に向き合う

 ○…川崎市の代表として出場した「ねんりんピック」の民謡交流大会で頂点に輝いた。初出場ながら「いつもより気楽に、のびのびと歌えた」と満足気な表情を浮かべる。成績はもちろんのこと、現地の雰囲気や遠征費などの情報を得たことも今大会の収穫の一つ。「次回代表になる人が行きやすいようにデータを整えられれば」と川崎市民謡協会の理事長としての顔も見せる。

 ○…全盲の奏者・高橋竹山の姿に魅せられ三味線を始めたのが22歳の時。初代工藤菊詩に師事し、50年以上にもわたり工藤流津軽三味線の研鑽を積む。伴奏者として民謡のコンクールに通う中、「どうせなら歌ってみれば」とかけられた言葉を契機に、マイクを持つことに。数多の大会で実績を残しながら、民謡の普及に励んできた。

 ○…大手電機メーカーで18歳から60歳まで勤務。試作品の性能を評価する部署で、品質維持、向上に長年貢献し続けた。主に扱っていたのは音響や映像にまつわる商品。訓練を重ね音の良し悪しを判断する力を物にした。「音の聞きどころを学んだことは、楽器の音をしっかりと聞くことにもつながっている」と柔らかな笑顔を見せる。

 ○…民謡の継承のため、少年少女の育成に注力。11月末にはカリタス学園の小学生たちに実際に三味線を弾いてもらう授業を予定している。後進育成を目指し、自宅で民謡、三味線、尺八の教室を開く。手元にない楽譜は自ら譜面に起こし、自らもマスターしてから指導するなど、生徒の要望に寄り添う。「教えることは自分のレベルアップにもなる」と向上心は衰えることを知らない。今の夢は芸事が好きな96歳の母が元気なうちに地元・岩手県の舞台に立つこと。今後も日本の伝統文化に向き合っていく。

高津区版の人物風土記最新6

村松 弘衛さん(雅号:工藤菊詩)

全国健康福祉祭(ねんりんピック)の民謡交流大会で最優秀賞を受賞した

村松 弘衛さん(雅号:工藤菊詩)

川崎市民謡協会理事長 73歳

11月22日

細埜 隆己さん

川崎酒販協同組合の理事長を務める

細埜 隆己さん

多摩区在住 74歳

11月15日

三上 マナさん

溝ノ口劇場の副支配人と俳優、会社員とマルチな活躍をみせる

三上 マナさん

高津区在住 

11月8日

五十嵐 公太さん

元JUDY AND MARY(ジュディ・アンド・マリー)のドラマーで、溝口駅前でのステージ設置プロジェクトに奔走する

五十嵐 公太さん

高津区在住 61歳

11月1日

薄(すすき) 典子さん

川崎市北部身体障害者福祉会館の催し「北身館フェスティバル」の実行委員長を務める

薄(すすき) 典子さん

下作延在住 69歳

10月25日

橋本 大地さん

大日本プロレスの看板レスラーの一人として活躍する

橋本 大地さん

麻生区在住 32歳

10月18日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 5月20日0:00更新

  • 4月15日0:00更新

  • 4月8日0:00更新

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年11月22日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook