不定期連載 市民健康の森だより 第162回 「竹切」 の作業について
今年度は私たちの「竹炭焼き」が活性化しています。年間計画を上回るペースで炭焼きを実施しています。これは竹林整備によって竹の間伐が進む事でもあります。11月14日には次回の炭焼き日程を考慮し、7本の太めの竹を間伐し切り出しました。
竹の間伐の際は事前にどの竹を切るか検討して切る順番も考えます。私たちが整備している竹林は、ふれあいの森の急斜面ですから切った竹を運び出すのは容易ではありません。竹が倒れる方向によっては周囲の竹や立木に引っ掛かってしまい引きずる事が出来ない状態になりかねません。そこで斜面下の広場へ引き出しやすいようにその日に切る竹の内、下方の竹を先に切り、次の竹を切った時に下の竹に邪魔されないような順番にします。ただ思った方向に倒れてくれない場合も往々にしてあり、毎回苦労する所です。
間伐する順番に、四苦八苦
そんな事情があり、竹切の時は斜面の下側の切った後、運びやすい所の竹を切る事が多くなります。これが続くと上方の竹が密生してしまいかねません。そこで今回の竹切では敢えて運び出しにくい斜面上方の竹を中心に間伐しました。本来の竹林整備の観点では正解ですが、運び出し難いという課題は残ります。通常は竹を切る際、対象の竹の上の方にロープを掛けて下の広場から会員数名が引っ張り、竹切担当が切って斜面に沿って下側へ倒れるようにします。今回はそれが出来ないので斜面の上側へ倒れることも覚悟して、切った斜面で更に竹を2mほどの長さに切って下まで運ぶという方法を試しました。竹を切り口からストンと横に落とすので今回の竹切を主導してくれた会員は、この方法を「ダルマ落とし」と呼んでいました。いい得て妙です。
今回、竹切には10名の会員が協力してくれましたが少し時間は余計にかかりました。本来、竹林整備なので仕方ありません。
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11月22日
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