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高津区版 公開:2024年11月29日 エリアトップへ

コミュニティーイベント「You↔Go」 好評、当事者間の「お茶会」 発達障がいの悩みを共有

社会

公開:2024年11月29日

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好評、当事者間の「お茶会」

 発達障がいのある当事者同士で悩みや不安を共有できる「お茶会」が、高津区内のカフェで続いている。発達障がい当事者の小川勇悟さん(横浜市在住)が、知人と始めたコミュニティー活動で、参加者の間で「思いを共有できる」と好評を博している。

 コミュニティーイベント「You↔Go」(ユーゴ)を主宰し活動に取り組んでいるのは、自身も発達障がい当時者の小川さんと、知人の秋本ひろみさん(八王子市在住)だ。2023年2月から月に一度、高津区にあるカフェを会場に、10人前後の当事者が集まる「お茶会」を開催。自分にどんな特性があり、どんなことに困ってきたかを個々が語って共有することで、自己肯定を高めることなどを目指している。

延べ200人が参加

 計20回のイベントに、のべ約200人が参加した。参加者からは「同じ思いを共有できてうれしい」「同じ悩みや生きづらさを抱える方がいて、自分だけではないと前向きになれた」などの感想が、ウェブの情報ページに寄せられる。

 小川さんは小学5年生の時に発達障がいと診断された。「上下関係」のコミュニケーションが苦手で、学校や職場で苦しんできたという。22年、同じ障がいのある人と悩みを共有する会に参加し、会の運営には課題を感じた一方で「障がいのイメージが変わった」という。「暗いイメージを持たれがちだけれど(参加していた)みなさんが明るくてホッとした」。一人一人の思いを尊重する自助会が必要と感じ、仕事仲間だった秋本さんに「お茶会」のアイデアを伝えたところ、賛同してくれたという。

 秋本さんも、2人の娘と孫の子育て経験を生かし、「いま子育てに悩んでいるママと、悩みながら子育てした先輩ママをつなぎたい」との思いがあった。今後の取り組みに加えていくという。

 小川さんは「発達障がい当事者は、家庭や職場で理解されず、苦しんでいる人も多い。このような活動が社会にあることを知り、思いを共有できる人たちとつながってほしい」と話している。

 問い合わせは事務局【メール】you.go.jimukyoku21@gmail.com

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