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学習、居場所、遊びの場に 地域の多世代、集う寺子屋 子どもの支援 取組み続く
「子どもたちの学習支援や居場所づくりを」と、NPO法人地域で子どもを育む会が久本神社会館で開く寺子屋の取り組みが続いている。
寺子屋が開くのは、毎週金曜日の午後4時。時間になると、小学生や中学生が集まり、遊んだり勉強したりと各々自由な時間を楽しむ。参加する小学3年生の女子児童は「色々自由に遊べるのが良いところ」と寺子屋の良さを語った。
得意を生かして活動
取り組みは2年前の秋、コロナ禍の子どもたちの居場所や学習支援を目的に、同法人代表理事の小畑睦さんが地元有志らと共にスタートさせた。久本・末長・新作・東高津小の児童を中心に、卒業し中学生となった子どもたちなども含め、現在は小学生16人、中学生6人の計22人が通う。ボランティアらサポート側も小畑さんを含む地域の大人7人のコアメンバーに加え、高校生4人、大学生3人、社会人などへと輪が広がり、さまざまなな世代が集う場に。
「多世代で取り組む居場所づくりを目指してきた。受益者もサポート側も、それぞれが刺激し合う取り組みになっている」と小畑さんは話す。
卓球や手芸、お花、食育、英語と、サポート側の得意なことを生かして活動するのが、この寺子屋の特徴。「一人の力ではできなかったので、それぞれが得意なことを発揮してもらったことで、イメージ通りに進んでいった」と小畑さんは活動を振り返る。
中学3年生の時からボランティアを続ける片瀬怜奈さん(高2)は「勉強を教えた後にありがとうと言われるとすごく嬉しい」と笑顔。また江村純哉さん(大3)は「温かく受け入れる雰囲気で、色んな個性ある子どもたちが馴染みやすいのが良いところ」と話す。
活動では「アート」や「花育」「音遊び」などの要素を取り入れるほか「子ども食堂」としておにぎりも提供。今年度は内閣府の「地域における孤独・孤立対策に関するNPO等の取組モデル調査採択事業」にもなった。「まだまだ、やっていきたい内容もあるのでさらに活動を定着させて行けたら」と小畑さん。
現在、児童・生徒の受入はほぼ定員状態となっているが、同法人ではボランティアや賛助会員を募集。個人会員は年会費5千円(入会金千円)。「見学もお問い合わせ下さい」(問)同法人【電話】080・5490・9455
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12月6日