犯罪被害者週間(11月25日〜12月1日)に合わせて高津警察署は11月22日、空手・新極真会の東京城南川崎支部で活動する、目代結菜選手を一日警察署長に任命。武蔵溝ノ口駅南北自由通路で、犯罪被害者支援や飲酒運転根絶のキャンペーンを行った。
大学生の目代選手は、10月に行われた第56回全日本空手道選手権大会で準優勝を果たすなど、活躍を続ける選手。当日は目代選手が空手の演武を行い、板割りなどを披露。警察による被害者支援の取り組みについて、駅利用者たちに周知を図った。
各所と連携しサポートも
犯罪に巻き込まれた場合、被害者が一番初めに接することになる警察。このため、警察は捜査だけでなく、その後の生活が少しでも支障なく送れるよう、被害者のサポートも行っている。
県警本部にはカウンセラーがいるほか、県警・県・民間支援団体が一体となって、殺人、不同意性交、重大な交通事故事件等の被害者やその家族を支援する「かながわ犯罪被害者サポートステーション」も相談に応じる。サポートステーションでは、カウンセリングや法律相談、裁判所等への付き添い、住宅確保の支援などを行っている。
高津警察署にも、性犯罪などの被害者らから相談が寄せられており、必要な支援とつなぐほか、男性と話すのが辛ければ希望の性別を聞いて対応したり、目立たないように私服で病院に付き添ったりなどの配慮を行っているという。
高津署の担当者は「周りに被害に遭われた方がいらしたら、まずは寄り添ってもらい、適切な支援の制度がある事を伝えてもらえたら。そのためにも、警察でも被害者支援を行っているということを知ってもらうことが第一歩」と話す。
被害者支援について、相談等の問い合せは、高津警察署【電話】044・822・0110(代表)。又は、かながわ犯罪被害者サポートステーション【電話】045・311・4727。
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