神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
高津区版 公開:2024年12月20日 エリアトップへ

「子どもの権利」の学び舎 小中高生「リーカレ」始動

教育

公開:2024年12月20日

  • X
  • LINE
  • hatena
プロジェクトのメンバー
プロジェクトのメンバー

 子ども自身が「子どもの権利」を共に学び、伝えあうためのプロジェクト「Leaf College Project」(リーフ・カレッジ・プロジェクト/略称リーカレ)が本格始動した。子ども自身が「子どもの権利」について啓発活動をしたり、子ども同士で勉強会を重ねることで、子どもから子どもへと、自分たちの大切な権利をつなげていくことを目指している。

 リーカレのリーフレットの「団体紹介」には、こうある。

「活動を通じてひとりでも多くの子どもに子どもの権利を使えるようになってもらうことを目標にしています」 

 リーカレを立ち上げたのは、市の「子ども会議」の子ども委員などを務める小学生から高校生の6人と事務局の大人1人。7月に団体として発足し、秋から市内外のイベントなどで「子どもの権利」の啓発活動を始めた。今後は子ども同士で勉強会を開く予定だ。

 創設メンバーの一人、高校2年の高木萌伽さん(幸区)は活動の目標について「子ども自身が『これが私の権利が守られている状態なんだ』と実感でき、何かあった時に『自分の権利が侵害されている』と気付き、意思表示できることが大事。そのためにも大人任せではなく、子どもから子どもへ、この権利を伝えていけるようになりたい」と語る。

権利を使えるように

 発端は2022年に那覇市で開かれた「子どもの権利条約フォーラム in 那覇/沖縄」だった。川崎から共に参加した高木さんと中学2年の柴田ももさん(多摩区)、そして多摩区で菅中学校区地域教育会議の議長を務める羽鳥祥子さんが、福祉のために寄付を集める法人を立ち上げた沖縄県の高校生の話に刺激され、「自分たちも何かやろう」と一致団結。高木さんが「子どもから子どもへ、この権利のことを脈々と伝えられるようにしたい」という自身の思いをプロジェクトの素案に組み入れた。

 中学1年の内村愛望(あいみ)さん(多摩区)は「自分たちの大切な権利なのに、実際に使えている子どもは少ないはず。『へー、こんな権利あるのか』で終わらずに、実生活の中でしっかり使える力を身に付けたい」と語る。高木さんは「子ども同士が安心して失敗しながら学ぶ『学び舎』のような活動にしたい。そして私たちの権利を、主体的に意味のあるものにしたい」と意気込みを語る。問い合わせは【メール】leafcollegeproject2024@gmail.com

高津区版のローカルニュース最新6

特別経営相談窓口を開設

トランプ関税に対応

特別経営相談窓口を開設

4月23日

「学習運動」今に根付く

元教員の渡辺さんに聞く

「学習運動」今に根付く

登戸研究所資料館15年

4月23日

大師が桐光学園に大金星

県高校野球春季大会

大師が桐光学園に大金星

監督「選手の成長に感動」

4月23日

自己肯定感は過去最高

「子どもの権利」意識調査 川崎市

自己肯定感は過去最高

4月23日

「基本計画」を策定

新たなミュージアム

「基本計画」を策定

機能や事業などを具体化

4月18日

診断士会 セミナー開催

2025年度・持続化補助金

診断士会 セミナー開催

4月18日

求人特集sponsored by 求人ボックス

20~40代活躍中/保険ショップのお客様サポートスタッフ/残業ほぼゼロ/FP資格歓迎/溝の口店

保険ほっとライン 溝の口店 マイコミュニケーション株式会社

川崎市 高津区

月給26万円~50万円

正社員

楽天モバイルのスマホ・携帯コーナーで接客販売/未経験歓迎/直接雇用/残業少なめ

株式会社パーソナルフロンティア

川崎市 高津区

時給1,600円~1,800円

契約社員

建築施工管理・2級建築施工管理技士・寮の準備可能

株式会社夢真

川崎市 高津区

月給42万円~58万円

派遣社員

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

高津区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

高津区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年4月23日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook