市内に拠点を置くダンスグループ「KADOKAWA DREAMS」に所属する Daichiさん(本名:萩原大馳さん) 川崎市出身 20歳
感謝胸に目指す「3連覇」
○…日本発・世界初のプロダンスリーグ「Dリーグ」。昨季、前人未到の連覇を果たした強豪チームで、20歳という若さながらサブリーダーとしてメンバーを支える。3度目の優勝を目指す今シーズン。「見ている人の感性で勝敗が決まる競技。どう感情を動かして、勝ちと思わせるかが大事」と勇み立つ。チームが得意とするヒップホップに加え、パントマイムのような人間離れした動きが特徴の「アニメーション」を新たな武器に健闘を誓う。
○…「立てるようになった時には姉の真似をして踊っていたみたい」とダンスとの出合いを懐古する。幼少期から大会への出場、ダンスバトルを重ね、実力に磨きをかけてきた。専門高校時代に挑戦したのが現チームのオーディション。惜しくも最終審査で落選したが、「ここに入らないと一生引きずる」。闘志に火がついた。諦めることなく1年後に再挑戦。今ではチームの未来を背負うまでに成長を遂げた。
○…プレイヤーのみならず、キッズクラブのインストラクターも務める「ダンス漬け」な日々で痛感するのが、家族の存在の大きさ。「昨日家に帰った時、用意されていたもつ鍋を見て、ありがたさを噛みしめた」と柔和な笑みを浮かべる。どのイベントにも足を運んでくれる家族、「カドカワファン」の姪や甥への感謝を胸に刻む。
○…今年の「二十歳を祝うつどい」では川崎市のスペシャルサポーターとして凱旋出演し、会場を沸かせた。「自分の地元に貢献できていると実感した。チームが大きくなっても川崎での活動は続けていく」。地方出身者が大半を占める中、まちへの思いは一層強い。進化することにためらわない「どこよりも熱いチーム」の仲間と共に、Ⅴ3の景色を目指す。
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