川崎市 低公害車買い替えを助成 大気環境の改善図る
川崎市は環境対策として、市内の法人事業者を対象に5月1日から、トラックやバスの低公害車への買い替え助成を開始した。環境性能の高い車両への早期買い替えを促し、特に産業道路沿道の大気環境を改善することが狙いだ。
市内に事業所を構える法人事業者、車両の本拠がある事業者を対象に新たに施行されるのは「低公害車代替事業助成制度」。市内の大気環境改善を図るため、トラック・バスの平均使用年数13年よりも短い使用年数での買い替えに対して助成し、早期買い替えを促す。
対象となる自動車は、初度登録が2001年4月から2005年8月までのトラック・バスで九都県市指定低公害車(窒素酸化物などの排出量が少ない低公害な自動車)かつ低排出ガス認定車。
1事業所の上限は5台。1台あたりの助成金額は、最大積載量4t未満のトラックが15万円、4t以上のトラックが30万円、小型乗合(30人未満)のバスが15万円、普通乗合(30人以上)のバスが30万円。期間は12月19日まで。期間内でも予算額に達した場合は受付を終了する。市によると、25台分の予算を計上している。
ハイブリッド・天然ガス自動車については別途、低公害車(ハイブリッド・天然ガス自動車)導入事業に対する助成として、4月1日から募集を行っている。
環境基準は初のクリア
川崎市は15日、13年度に測定した二酸化窒素濃度の数値(速報値)が、初めて市内の全18測定局で国の環境基準を達成したと発表した。
担当課である市環境局環境対策部交通環境対策課は「対象車に買い替えると窒素酸化物などの排出量が7分の1になる見込み。環境基準クリアを継続して達成するためにも、買い替えを促進し、1台1台からの排出量を減らしていきたい。市内の事業者に助成を積極的に活用していただきたい」としている。
手続き・問合せは同課(【URL】http://www.city.kawasa
ki.jp/kurashi/category/29-
1-8-3-0-0-0-0-0-0.html/【電話】044・200・2529)。
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11月22日
11月15日