違法な路上駐車対策として4月27日、国道246号線溝口交差点付近の側道250mに杭22本が設置された。これは、トラックなどの路上駐車が多く、Uターン車両の妨害、側道に出る車両の見通しの悪さなど、苦情が周辺住民から多く寄せられたことを受けて、国土交通省が対策を講じたもの。
問題の箇所は溝口交差点から246号線へ合流する東京方面側の側道約250m。合流地点に向けて2車線から1車線となるため、路上駐車しやすい場所となっている。高津警察署によると、「駐車車両は東京方面や多摩沿線道路へ向かう配送車やミキサー車が多く、コンビニもあるので待機しやすくなっている」という。
側道は、東京方面から来る車両のUターン場所でもあるため、大型車両のドライバーから「駐車車両が妨げとなり転回できない」という苦情も以前から多く寄せられていた。側道沿いでバイク店を営む遠山康秀さんは「Uターン車と路駐車の言い争いになることもあった。朝から晩まで止められ困っていた」と話す。
また、周辺住民は3月、「車で側道へ出る時に、駐車車両があるため見通しが悪く非常に危険」と同署を訪れて対策を要望。昨年溝口交差点の信号機を改良したことで側道の交通の流入量が増えたこともあり、同署も「事故を誘発する可能性が高い」と捉えていた。
こうした状況を受け、同署は4月12日、側道を管理する国土交通省関東整備局に連絡し対策を相談。26日に同署と同局は現地調査を行い、27日に杭を設置した。
同署は、今回の対策で完全に駐車車両が無くなっていないとし「状況を見ながら追加対策も検討していく」としている。
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